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東北大学MDプログラムx北海道大学ALP合同シンポジウムを開催しました
東北大学マルチディメンジョン物質理工学リーダー養成プログラムでは2015年3月10日-11日の両日にわたり、北海道大学の物質系リーディングプログラムである「物質科学フロンティアを開拓するAmbitiousリーダー育成プログラム(ALP)」と合同でシンポジウムを開催しました。
第一部は東北大学青葉山キャンパスを会場に、オープンシンポジウムとして両プログラムメンバー以外にも広く公開し、リーディングプログラム推進機構長の花輪公雄東北大学理事の挨拶、両プログラムのコーディネーターによるプログラム紹介に続いて、MDプログラム大学院生のアダム・チャハヤさんが自身の研究テーマ「Spin Caloritronics Power Conversions」についての発表を行いました。またALPからは新田明央さんの「光触媒活性支配因子としての電子トラップ密度の解析」と題した研究が披露されました。
シンポジウムの最後を飾った基調講演では、東北大学原子分子材料科学高等研究機構(AIMR) 機構長でMDプログラムメンバーでもある小谷元子教授が数学者の視点を材料科学に活かす分野融合研究について実際のAIMRでの研究事例を交えた講演を行い、参加者からは「分野融合研究についてのヒントをもらうことができた」などの感想が聞かれました。
合同シンポジウム第二部はクローズドワークショップとして、MDプログラムとALPのメンバーによる合宿形式で各プログラムの代表が活動報告を実施し、MDプログラムからは岡田篤さん、片桐究さん、 Adam B. Cahaya さん、小玉脩平さんの4名が海外、企業で経験した長期インターンシップの報告を行いました。
また翌日のワークショップ後半では東北大学片平キャンパスのAIMRに会場を移し、世界トップレベルでの材料研究の現場を見学したのち、齋藤英治主任研究員(AIMR)の講義を聴講しました。
今回の合同シンポジウムは短い期間に分野融合研究の最先端先端の研究者による講演や講義を聴くと同時に、志を同じくするリーディングプログラム大学院生の活動に大いに刺激を受け充実した二日間となりました。MDプログラムと北海道大学ALPは今後も合同シンポジウムの開催などを通じて、協力関係を築いていきます。