曜日・教室 | 水曜3限・文学部919演習室 |
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科目群 | マルチディシプリナリ科目 |
単位数 | 2 |
対象コース | ヒューマンサイエンスコース |
開講学期 | 1学期 |
担当教員 | 直江清隆 准教授 |
授業の目的と概要
生命・環境倫理学の基礎概念について講義する。
学習の到達目標
生命・環境倫理学の基礎概念を理解し、考察態度を身につける。
授業内容・方法と進度予定
今日、生命・医療、環境など多様な領域に新たな問題がもたらされている。人類が大きな可能性を手にすることで、それまで自然に委ねられて問われなくても済んだ事柄に対し、新たに哲学的、倫理学的取り組みが求められているのである(例えば、生殖医療について、生命へのどのような介入が認められ、親子関係をどう定義すべきかが問われていることはよく知られているが、これは新たな問いである)。
今学期は、まず、生命と環境(とくに環境)に関する基本問題をテーマに基本的諸概念を説明したのち、人間中心主義、生命への畏敬という議論、自然への服従などの考えをトピックスとして取り上げ検討していく予定である。
成績評価方法
平常点40%、レポート 60%
教科書および参考書
クレブス『自然倫理学』みすず書房(準教科書)
ほかに、Phillip Kitcher、 The lives to come; Hans Jonas、Philosophical essaysらも使うことがあるが、その際にはプリントを配布し解説する。