曜日・教室 木曜5限・リーディング教室
科目群 マルチディシプリナリ科目
単位数 1
対象コース 全コース
開講学期 2学期(前半)
担当教員 小野裕一 教授、江川新一 教授、地引 泰人 助教ほか

授業の目的と概要

1.「ポストHFA(兵庫行動枠組み:2015年以降)」、「兵庫行動枠組み(2005年)」、「より安全な世界に向けての横浜戦略(1994年)」といった国連の防災への取り組みの歴史的背景を、既往研究の検討を通じて理解する。
2.防災を国際的に行う意義を理解し現況と課題について実践的に把握し即戦力となる人材の育成に努める。
3.災害に強い社会の実現のために東日本大震災における人的被害を医療の観点から把握し、被災者の医療ニーズとはどのようなものかを理解する。

学習の到達目標

国際防災の意義と背景について理解する。
関心のある国際機関の防災活動について自ら調べ、英語で発表することができる。
東日本大震災における医療ニーズの特徴を述べることができる。
大災害時の医療対応の特徴を述べることができる。
災害に強い医療供給体制について述べることができる。

授業内容・方法と進度予定

講義1:講義概要(地引・江川・小野)
講義2:日本の医師養成カリキュラムと災害医療対応の変化(江川)
講義3:ワークショップ:災害に強いチームビルディング(江川)
講義4:国際防災の取り組みの歴史と背景(地引)
講義5・6:国際防災の現状と今後(地引・小野)
講義7:国際災害医療・国際防災の今後とキャリアパス(地引・小野・江川・泉)

成績評価方法

ワークショップへの参加態度とプロダクトレポート

教科書および参考書

洪水で消えた街(加藤 薫)草思社
Asia-Pacific Disaster Report, 2010及び2012 ESCAP and ISDR.
Brown. Barbara J., 1979, Disaster Preparedness and the United Nations -Advance Planning for Disaster Relief. Oxford: Pergamon Press.
Stephens. Lynn H., Green. Stephen J.(ed), 1980, Disaster Assistance: Appraisal, Reform, and New Approaches, London: Macmillan.

その他

講義は日本語と英語による