曜日・教室 | 火曜5限・リーディング教室 |
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科目群 | マルチディシプリナリ科目 |
単位数 | 1 |
対象コース | 全コース |
開講学期 | 2学期(前半) |
担当教員 | 松本 行真 准教授他 |
授業の目的と概要
「災害」とは、地震、津波、水害、土砂災害などの特異な自然現象そのものと同義ではない。個人の生命や財産、人びとが暮らしを向上させるために築いてきた様々な社会的しくみが重大な影響を受けることこそがその本質である。
すなわち、災害への向き合い方を考える上では、歴史的・文化的な背景をふまえつつ、社会の様々な側面における防災・災害対応・復興の諸相を学ぶことが不可欠である。本講義では、主に地域社会の範囲において災害への人文・社会科学的な問題について学ぶ。
学習の到達目標
人間を中心に据えた新たな防災・災害対応のあり方を自ら考え、実践に活かすための基礎知識を習得する。
授業内容・方法と進度予定
1 地域社会の防災・災害・復興
地域社会における防災対応の現状や、災害を受けてからの復旧・復興へのとりくみについて、おおむね町内会単位での事例から学ぶ。
2 地域文化をめぐる諸問題
被災地の復興に際しては、その地域に暮らす人々の心の問題や、よりどころとしての歴史的・文化的な歩みの持つ意味が注目されている。それらの具体的な活動を幅広く取り上げ、問題の所在を学ぶ。
・地域社会の防災・災害・復興 4コマ
・災害の宗教学 1コマ
・文化財・歴史資料の防災・災害対応 1コマ
・災害文化・民俗学 1コマ
成績評価方法
出席(40パーセント)
試験(60パーセント)
教科書および参考書
教室で指示する