背景
東北地域に甚大な被害を与えた東日本大震災から一年以上が経過しているが、被災地域の社会基盤や産業基盤の本格回復には至っていない。さらには、インフラ・ライフライン・サプライチェインの被害、社会・産業・経済活動の不安定化など、長期にわたる時間的スケールでの復興が課題となり、安全安心分野のリーダーに対する社会のニーズは日々高まってきている。
プログラムの目的
科学・技術・人文社会科学の研究者が連携したプログラムにより自然災害を中心とした多様なリスクに対して 「安全安心を知る」、「安全安心を創る」、そして「安全安心に生きる」ことに貢献できるグローバル安全学トップリーダー人材を養成する
- 「国際的企業リーダー」
- 「アカデミックリーダー」
- 「国・地域防災リーダー」
- 「国際的リスク管理リーダー」
育成すべき人材像
- 人文学の素養と明確なビジョンを持ち、学術に立脚した確かな知識をもとに、自ら考え決断できる人材
- 自然災害等の多様なリスクの発生メカニズムの理解により、防災および減災などのための工学的・社会科学的システム設計ができる人材
「金平糖」型人材
基本能力
専門力(グローバル安全学の基礎:コア)
+応用能力(多様な事象に対応する力:シェル)
リーダーとしての能力
◆ 俯瞰力 :多様な事象を整理、本質を見抜く能力
◆ リーダーシップ:チームを纏める能力
◆ 国際性: 国際的な交渉や交流ができる
◆ 社会性: リーダーとしての責任感
◆ 倫理観: グローバルリーダーとしての倫理性